私が教わった英会話学習の方法②
私の大学の先生は90年代にアメリカに留学されており、
その後、日本でエンジニアとして活躍されていました。
留学前の先生は、一般的な90年代の日本人サラリーマンだったので、
ほとんど英語は話せなかったそうです。(英語が話せず留学するのもすごい話ですが・・・)
そして、留学後すぐに気づかれたそうです。ネイティブの英語が全然聞き取れないと。
スピーキング以前にリスニングの問題だったそうです。
日本で必死に英語を勉強して、いざ海外に行ったら通用しない。
同じような経験をしたことがある方も多いかと思います。
私も同じ経験をしています。実はこれって当然だと思います。
なぜかって?では、お聞きします。
私たちがリスニングの勉強をするときに使用する音声はどんな人のものでしょうか?
アナウンサーかと思うほどハキハキと話してくれますよね。
英会話教室の先生はどんな話し方をしていましたか?
私たちが聞き取りやすいようにハキハキ話してくれますよね。できるだけ、スラングの使用を避けて。
少なくとも、もごもご話す人はアナウンサーにも英語の講師にも向いてませんね。別の仕事をしているでしょう。
では、現地のネイティブはどうでしょうか?
彼ら彼女らはアナウンサーではありませんし、英会話の先生でもありません。
ハキハキと話してくれる教材音声、英語講師で勉強してきた私たちでは太刀打ちできないのです。
まさに人にお世話をされたペットがジャングルでは生きていけないのと同じようなものです。
まず第一に、通常のリスニング用の教材だけを使用していては、現地で使える英語力を養うのは難しいと思います。
ではどうするか?
簡単な話です。できるだけネイティブが普通に話している音声をもとに勉強すればいいのです。
それは手に入ります。90年代の日本でも。もちろん現代では大量に。
その教材としてかつて私の恩師が選んだものは、録画したドラマだったそうです。
そんなもの?!と思われるかもしれませんが、現にドラマで私の恩師は英会話力が急激に向上したそうです。
次回、その方法に関してお伝えします。